貴景勝の自力V復活、正代を突き落とし1差に 本割と決定戦で照に連勝だ

 「大相撲夏場所・14日目」(22日、両国国技館)

 目の前の一番で、照ノ富士に土がついた。にわかに自力優勝の可能性が復活。そんな状況で迎えた結びの正代戦だったが、貴景勝の心は落ち着いていた。

 立ち合いガツンと当たった。正代にやや押されたが冷静だった。175センチ、166キロの体をヒラリと左へとかわすように移動。「反応です。感触は普通です」と振り返ったが、前のめりの正代を突き落とした。

 3敗を守り、照ノ富士とは1差。3場所ぶり3度目の優勝には、本割で照ノ富士に勝ち、決定戦も制する必要があるが、自力で扉は開くことができる。「一生懸命やるしかないと思っている。しっかり準備して、あとは結果はなるようにしかならないので」。先場所も勝てば決定戦というところで照ノ富士に屈した。今度こそ-。

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