福岡堅樹「患者さんに寄り添えるドクターに」有終のトライ 優勝で引退

 前半、攻め込むパナソニック・福岡堅樹(撮影・金田祐二)
 前半、トライを決めるパナソニック・福岡堅樹(撮影・金田祐二)
ファンに手を振って応えるパナソニック・福岡堅樹=秩父宮ラグビー場(撮影・金田祐二)
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 「ラグビー・日本選手権兼トップリーグ・プレーオフ決勝、パナソニック31-26サントリー」(23日、秩父宮ラグビー場)

 パナソニックが最多タイの5度目の優勝で、トップリーグ(TL)最後の覇者になった。医師の道に進むため今季限りでの引退を表明し、この日が現役最後の試合となるWTB福岡堅樹は惜別トライで有終の美を飾った。

 「一瞬でも気を緩めると負けてしまう試合が最後にできたことを感謝したい。最後と考えず目の前のワンプレーを後悔しないようにしようとした結果優勝できて、唯一ラグビーやり残したこと、ワイルドナイツの優勝ができて、後悔なく次の道に行けます」と振り返った。

 13-0で迎えた30分、福岡は、左サイドでSO松田からの飛ばしパスを受けてライン際をまい進。最後はサントリーSOバレットを振り切って懸命に飛び込み、伸ばした左腕でトライを決めた。20-0とリードを広げた。

 これで現役生活に終止符を打つ。高校時代からの夢だった医師の道に進む。ラグビーで培った経験を「誰にも負けない大事なアドバンテージになる。それを生かして最高の道に進めるように一歩一歩進んでいきたい」と話し、「何科に進むか決めていないですが、しっかり患者さんに寄り添えるドクターになれるようにしたい」と誓った。

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