リーチ主将「僕たちはティア1」桜戦士に自覚求める ラグビー日本代表合宿スタート
ラグビー日本代表は27日、大分県別府市内での合宿の本格的な練習をスタートさせた。初めて8強入りした2019年W杯日本大会以来の代表活動となる。主将でフランカーのリーチ・マイケル(32)=東芝=がオンライン取材に応じ、「僕たちはティア1」と強豪国の一員としての自覚と決意を力強く語った。トップリーグ決勝(23日)を戦ったパナソニックとサントリー所属の選手らはまだ合流していない。
世界10カ国だけが持つ強豪の称号「ティア1」という言葉を何度も口にした。19年W杯での8強入りで、日本は実力的に相当すると認められた。主将のリーチは練習前「最初に意識することは、僕たちはティア1のチームという認識を持って行動をとること」と、仲間に言い聞かせた。
ティア1は「トランジション(攻守の切り替え)と立ち上がるスピードやコミュニケーションの質が、ティア2と明らかに違う」と言う。今合宿では36人のうち13人が初招集。「ティア1のスタンダード」を19年W杯経験者たちが示していく。
6月26日には全英代表ライオンズ戦(英エディンバラ)が控える。「特別な試合になる。負けないようにわずかなチャンスでも結果を出す」。再び世界を驚かす準備が始まった。