富樫勇樹「あと一つ、つかみとりたい」千葉が初優勝に王手 Bリーグ決勝
「Bリーグ・決勝第1戦、千葉85-65宇都宮」(29日、横浜アリーナ)
B1の頂上決戦、日本生命チャンピオンシップ(CS)決勝の第1戦が行われ、千葉が先勝し、初優勝に王手をかけた。2戦先勝方式。30日の第2戦に勝利すれば、初戴冠となる。
千葉が試合開始早々から、1分半で8-0と猛攻を見せた。その後はシーソーゲームとなり、1点差で前半を終えるも、ハーフタイムを挟んだ第3Q、序盤から着実に加点し差を広げた。
「40分間ハードワークし続けてくれたことが勝因」と大野ヘッドコーチ。千葉は18年、19年と2年続けて決勝へ進むも、いずれも敗れて準優勝に終わっていた。試合前は「シーズン通してやってきたことを出すことと、選手生活は短いものだと伝えた。1年間犠牲にしてきたことの全てを出さないといけないと伝えた」という。
これに選手が熱いプレーで応えた。特にリバウンドは、オフェンスリバウンド16本(宇都宮は10本)、ディフェンスリバウンド28本(同20本)と圧倒。ゴール下の攻防を制し、好機を確実にものにした。
司令塔の富樫勇樹は「2シーズン続けて敗れた経験があるので、何度も言っているけれど、今年こそという思いでずっと1年間やってきてる」と吐露。「この1勝は、もう一つ勝たないと何の意味もない」と強調し「あと一つ、つかみとりたい」と力強く語った。