日本オリンピック委員会(JOC)が東京五輪日本選手団の「新型コロナウイルス対策責任者」に、国立スポーツ科学センター(JISS)の土肥美智子医師(55)を充てることが29日、複数の関係者への取材で分かった。既に就任の承諾を得ているという。6月の理事会で報告される見通し。
コロナ対策責任者は、東京五輪に参加する各国・地域のオリンピック委員会(NOC)など各組織に指名が義務づけられている。感染対策の規則集「プレーブック」に基づき、選手団の行動管理の責任を負う。大会組織委員会、保健当局に対応する窓口となり、陽性者が出た場合に濃厚接触者の特定などにも関わる。