ラグビー日本代表・具、仏・2クラブと移籍交渉中 28日にホンダ退団を発表
大分県別府市内で合宿を行っているラグビー日本代表のプロップ具智元(26)が29日、オンライン取材に応じた。前日発表されたトップリーグ(TL)ホンダ退団について「厳しい環境でやれば、もっと成長できる」と決断理由を説明。国内、海外から複数のオファーを受け、新天地としてフランス1部(トップ14)の2クラブと移籍交渉中という。
4年間在籍したホンダの退団は悩み抜いた末に決断した。「ぎりぎりまで考えた」と具。「厳しい環境でやれば、もっと成長できると思った。厳しい方がプレー面で学べることが多い」と理由を打ち明けた。
19年W杯1次リーグのアイルランド戦などでは日本の強烈なスクラムをけん引し、世界の注目を集めた。第1希望はTLに籍を置きながらの海外挑戦。現在は国内に加えてイングランド1部プレミアシップやトップ14などからもオファーがあり、関係者によるとトップ14の2クラブと交渉段階にあるという。
6月26日には全英代表ライオンズ戦(英エディンバラ)を控える。まだ、本格的なスクラム練習は始まっていないが、「(19年)W杯と変わらず相手より速く低い姿勢をとって固まっていきたい」と具。まずはジャパンで、再び格上を押し返す準備を始める。