コロナ禍五輪に猛暑直撃の可能性…マスク必須、熱中症リスク増加も 民間気象会社予想

 民間気象会社ウェザーニューズは1日、独自の今夏(7~9月)の暑さ予想を発表した。気温は広範囲で平年並みかやや高くなるとし、暑さのピークは7月下旬と8月下旬として、東京五輪・パラリンピック期間と重なる可能性が高くなった。

 コロナ禍でマスク着用が必須な五輪に、猛暑という難敵も襲いかかりそうだ。ウェザーニューズ社によると、東日本と近畿の気温は平年よりもやや高く、他は平年並みからやや高い。7月上旬から梅雨明けする地域が多いとみられ、梅雨明けが遅かった昨年よりも暑い期間が長引きそうだ。北海道もマラソン、競歩が開催される8月上旬は厳しい暑さが見込まれるという。

 同じく猛暑だった昨夏、東京では8月に厳しい暑さが続き、観測史上最多となる猛暑日11日間を記録した。同じく8月には静岡県浜松市で日本歴代最高タイの気温41・1度を記録した。それ以上の暑さが待ち受ける可能性があり、熱中症へのリスクは高まる。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会も公表している資料の中で、昨夏よりも暑いシミュレーションを立てているが、現状で有観客の場合、観客が競技場内に持ち込めるのは750ミリリットルのペットボトル1本のみ。コロナ対策で会場内の飲食を禁止する案も出ており、コロナ対策と暑さ対策の両立が大きな課題として立ちはだかることになる。

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