うつ病告白で休養の大坂なおみがインスタ更新 心配、ねぎらいの声に感謝「あいしてるよー」
18年全米オープン以降、うつ病に悩まされていたことを告白し、全仏オープンを棄権したテニス女子で世界ランク2位の大坂なおみ(23)=日清食品=が5日、自身のインスタグラムのストーリー機能を更新。多くの人からの心配の声に「すべての愛に、ただありがとうと言いたいです。電話はあまりしてませんが、本当に感謝していることをお伝えしたいと思います」と英語でつづり、日本語でも「あいしてるよー」と書き込んだ。
大坂は全仏前に自身のSNSで、「(記者会見で)アスリートの心の健康状態が無視されている」とすべての記者会見を拒否することを表明。30日の1回戦後、コート上のインタビューには応じたものの、記者会見は宣言通り拒否した。大会側は大坂に1万5000ドル(約165万円)の罰金を科し、四大大会の共同声明で拒否が続いた場合、全仏からの追放や、今後の四大大会の出場停止処分の可能性を示し、警告。一方の大坂は処分を受けて、自身のSNSを更新し、ツイッターでは「怒りは理解の欠如です。変化は人を不快にする」と反発。インスタグラムのストーリー機能では米国のラッパー、Juice Wrldの作品のカバー写真を投稿。「Good bye&Good RIDDANCE」(さようなら、せいせいする)と記されていた。
波紋が広がる中、大坂は2回戦を前に棄権を表明。大坂は自身が初めて四大大会で優勝した2018年の全米オープン以来、うつ病に苦しんできたことを告白。「真実は私は2018年全米オープン以来、長い間うつ病に苦しんできたということです。そして、その対処に本当に苦労しました。私を知っている人なら私が内向的であることを知っているでしょうし、トーナメントで私を見た人なら、社会不安を和らげるためのヘッドホンをしていることに気付くでしょう」。そして、会見拒否については「私は世界中のメディアに話す前に大きな不安の波に襲われます。本当に緊張し、できる限り最善の答えを出そうとすることにストレスを感じます。パリで私はすでに不安を感じていたので、セルフケアとして記者会見をスキップした方がいいと考えました。ルールがかなり古くなっている部分があると感じたので、先制的に発表しました」と、説明。トーナメント側には謝罪したことを明かし、しばらくの間、コートを離れることを表明している。