池江璃花子「強い意志」で100mバタフライV 4月に続く優勝「自信に」
「競泳・ジャパンオープン」(6日、千葉県国際総合水泳場)
女子100メートルバタフライ決勝は、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20)=ルネサンス=が58秒03で優勝した。
レース前の「自信がない」という言葉がうそのように、池江は折り返し後に前へ出た。4月の日本選手権に続く優勝に「自信につながるレースになった」。5日の100メートル自由形は2位に終わっただけに「挽回することができて良かった」と笑顔でうなずいた。
自由形に比べてバタフライは練習の比重が小さく、復帰後のレース経験も少ない。「不安」はあったという。
それでも「今回勝てた要因はやっぱり強い意志」と断言。「バタフライの方が自分の中では気合を入れる。バタフライで世界に出て行きたい気持ちが強い」と胸を張った。
本命種目“だった”のではない。100メートルバタフライは今も池江にとって本命種目。強い思いがある限り池江の進化は止まらない。