日本新の山県亮太 サプライズに照れ笑い「自己ベスト12秒00の機長より-」
陸上の男子100メートルで6日の布勢スプリントで9秒95の日本新記録を出した山県亮太(セイコー)が7日、試合会場の鳥取県から全日空機で帰路についた際、機内でサプライズの祝福を受けた。
機内アナウンスで日本新記録樹立を祝福されると、機長からは「中学時代100メートル自己ベスト12秒00の機長よりお祝いを申し上げます」と小粋なコメントを受けた。山県は「恥ずかしい」と照れ笑いしつつも、「うれしい。めったなことじゃない」と喜んでいた。
日本新を樹立した後はほとんど寝られなかったというが、7日朝は鳥取砂丘に行き、壮大な自然をかみ締めた。SNSでの反響も大きく、日本新を「実感しました」としみじみと語った。
元日本記録保持者の桐生祥秀からはLINEで「盛り上げますね」とメッセージが届いたという。山県も「桐生が決勝棄権したから代わりに盛り上げといたよ」と、軽妙な返事を送っていた。