柔道・丸山2連覇 中盤すぎに技あり、そのまま逃げ切り「我慢の連続」
「柔道・世界選手権」(7日、ブダペスト)
男女各1階級が行われ、男子66キロ級で世界ランク5位の丸山城志郎(27)=ミキハウス=が2019年に続く2連覇を達成した。阿部一二三(パーク24)に敗れた昨年12月の東京五輪代表決定戦以来の実戦で、決勝は同1位のマヌエル・ロンバルド(イタリア)に優勢勝ちした。同階級は17年から4大会連続で日本勢が制した。
丸山は「みんなが僕を狙っている」との厳しい包囲網をくぐり抜けた。東京五輪代表の夢が破れてから半年。価値ある2連覇だ。決勝は五輪で優勝候補のロンバルド戦。中盤すぎに左内股で揺さぶり、すかさずともえ投げで技ありを奪う。そのまま逃げ切った。一昨年11月以来の国際大会を制し「想像していたのと全く違う感覚。本当に我慢の連続だった」と一息ついた。