IOCコーツ調整委員長は15日に来日へ 3日間の隔離、11日間の行動規制適用
東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長(77)が10日、都内で取材に応じ、国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長らが15日に来日することを明かした。
来日するのはコーツ調整委員長のほか、クリストフ・デュビ五輪統括部長ら。武藤事務総長は「15日にくると聞いている。大会開催まで滞在する」と、五輪最終準備のために来日することを明かした。バッハ会長については7月の大会前に来日するとの認識を示した。
武藤事務総長によると、入国に際しては現在の五輪関係者の来日と同様の措置がとられるということで「現在のルール上、3日間の隔離、11日間の行動規制に従っていただくことになる」と、説明した。
コーツ調整委員長は先月、「緊急事態宣言中でも大会を開催する」と話し、国内で反発を呼んでいる。IOC側はコーツ氏の来日日程についてすでに公表していたが、丸川五輪相は8日の定例会見でコーツ氏の来日について「まだ調整中。聞いてない。すいません、まだ決まっていないんじゃないかな。今のところくると聞いていない」と、困惑した様子で話していた。