JOC経理部長事故死“口止め”報道や陰謀論を否定 籾井氏「純粋な臆測でしかない」

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(64)が10日、都内で開催された理事会後に取材に応じた。7日午前に経理部長が電車に接触して死亡した事故について、JOC幹部が「この件について外部に漏らさないように」と職員に指示したと週刊文春(6月17日号)が報じたことに言及。「ご遺族への配慮を最優先に当たっていきたいと、マスコミ対応を一元化したいと理解してほしいと(職員に)言ったのが、全然違った形で(報じられた)。抗議文を出すつもりです」と明らかにした。

 また、理事会後に報道陣に対応した籾井圭子常務理事は「私が口止めを指示したという記事があったが、(事故当日の)昼過ぎに報道があった時点でJOCにも家族にも情報がなかった」と説明。職員を集めた同日午後5時時点では「(事故の)記事も出ていた」と時系列的に“口止め”をする意味がないと強調し、「職員の不安を払しょくするために説明しようという趣旨だった」と反論した。

 また、一部の報道やインターネット上で、亡くなった経理部長が五輪に関する裏金に関わっていたのでは-との臆測が広がっていることについても言及し、「関与した事実は一切ない」と否定。五輪招致委員会や組織委員会とは別の組織であることを改めて強調した上で、「純粋な臆測でしかない」と不快感を示した。

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