日本オリンピック委員会(JOC)の新たな理事に、元フェンシング女子日本代表で心と体の性が一致しないトランスジェンダーの杉山文野さん(39)らが入る見通しであることが10日、複数の関係者の話で分かった。東京五輪・パラリンピックでもLGBTなど性的少数者の情報発信拠点が設けられ、理解増進を図る動きが進んでいる。
JOCは10日の理事会で理事候補の30人を承認した。現在5人の女性理事が大幅に増え、日本バスケットボール協会の三屋裕子会長(62)や射撃でパラリンピック3大会に出た田口亜希さん(50)らが新たに理事に就く。