元大関朝潮の錦島親方の退職願受理 外出禁止期間中の飲食を伴う会食に朝乃山同席など

 日本相撲協会は11日、都内で臨時理事会を開き、新型コロナウイルス対策ガイドラインに違反した問題で、大関朝乃山(27)=高砂=の処分を協議し、6場所出場停止、6カ月の報酬減額50パーセントの厳罰を決めた。また、先代師匠である元大関朝潮の錦島親方(65)に関して、10日に本人と面談の上、退職願を受理した。

 錦島親方については今年1月場所前の外出禁止期間中である昨年12月26日、自らの家族、知人とともに飲食を伴う会食を行い、朝乃山を同席させた。そのほか、東京都からの要請で飲食店における酒類提供が行われなくなった今年5月場所前、および場所中の外出禁止期間を除き、昨年7月場所以降の場所前・場所中の外出禁止期間中も、週に2~3回ほどの割合で、付け人の力士養成員を同席させて、部屋近くの飲食店での飲食を繰り返していた。

 錦島親方は一連の違反行為の発覚後、八角理事長(元横綱北勝海)に退職願を提出した。

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