バスケ女子・日本がポルトガルに3戦全勝 PG三好が存在感、積極姿勢「徹底できた」
「バスケットボール女子・国際強化試合、日本67-58ポルトガル」(13日、横浜武道館)
世界ランキング10位の日本は同48位のポルトガルとの第3戦に67-58で勝ち、3戦全勝で終えた。東京五輪代表12人は6月下旬に決まる。代表候補16人で臨んだ日本は、第1クオーターは赤穂ひまわり(デンソー)の得点などで24-13とリード。その後は林咲希(ENEOS)の3点シュートなどで加点し、後半は相手の厳しい守備に苦しみながらも振り切った。強化試合は残り2試合で、五輪前の7月にベルギー、プエルトリコと行う。
ホーバス監督は選手選考が最も難しいポジションにポイントガード(PG)を挙げる。強化試合3戦を終え、司令塔役の中で最も存在感を高めたのが27歳の三好だ。積極的な姿勢が光り「私の仕事はチャンスがあったら打つこと。徹底できた」と納得の表情だった。
三好はこの日の3点シュート成功は1本だったが、3アシスト。同じリオ五輪代表の町田も9アシストと安定感がある。他に19年アジア杯MVPで故障明けの本橋は無得点。安間、宮崎とともにアピールに乏しかった。
格下のポルトガルに後半は追い上げを許した。強豪ぞろいの本番へ向けて攻守とも改善の余地がある。最終的な見極めが行われる今後の合宿へ向け三好は「トライアウトは続くが、3点シュートを打ち続けて残りたい」と気を引き締め直した。