スポーツクライミング野口啓代・集大成の五輪へ「楽しみな気持ちが増えてきた」
スポーツクライミングで東京五輪代表の野口啓代(32)=TEAM au=が14日、オンラインで報道陣の取材に応じた。競技人生の集大成に位置づける五輪開幕まで残り1カ月。「不安な気持ちが大きかったけど、五輪が近づくにつれてすごく楽しみだなという気持ちが増えてきた」と現在の心境を語った。
大舞台を前に仕上がりは上々だ。「3種目ともすごく調子が上がってきている」と自信を見せた。五輪後は競技を引退すると決めており、「もっと大会に出ようと思えば出られるんじゃないかなっていう気持ちもある」と名残惜しそうに語るが、「今はオリンピックまでしか考えてない」と改めて宣言した。
新型コロナ禍での五輪となる。競技の第一人者は「五輪があるのであれば全力で頑張りますし、試合が中止になってしまっても本当に仕方がないこと。自分がやるべきことを本当にやるだけ」と誓っていた。