三宅宏実が5大会連続五輪! 谷亮子と並ぶ快挙「21年の総まとめ、悔いないように」
日本ウエイトリフティング協会は15日、東京五輪代表内定選手を発表し、女子49キロ級で、2大会連続五輪メダリストの三宅宏実(35)=いちご=が5大会連続の五輪代表入りを決めた。夏季五輪の日本女子では柔道の谷亮子と並ぶ快挙となった。女子は開催国枠が適用され、三宅のほか、55キロ級の八木かなえ(ALSOK)、59キロ級の安藤美希子(FAコンサルティング)の3人が選ばれた。
集大成の舞台への挑戦権を手にした三宅は「開催国枠がなければ出場できなかった。与えられたチャンスを最大限生かして頑張りたい」と、力を込めた。度重なる怪我もあり、近年は苦しい戦いを強いられている。「中国、インド、米国の選手はトータル200キロを超えてくる。非常に厳しい現状」と冷静に立ち位置を見つめた中で「試合は何があるか分からない。1つでも順位を上げられるようにしたい。残り39日。あっという間だと思う。1日1日を大切にして、(競技人生)21年間の総まとめ、悔いのないようにしたい」と、見据えた。
男子は五輪ランキングで条件を満たしたリオデジャネイロ五輪4位の61キロ級の糸数陽一(警視庁)、67キロ級の近内三孝(日大職)、73キロ級の宮本昌典(東京国際大職)、96キロ級の山本俊樹(ALSOK)の4人が選出された。