大坂なおみ ウィンブルドン欠場、ぶっつけ五輪「楽しみ」 代理人が明らかに

 女子テニスで「うつ」状態に苦しんできたと告白した大坂なおみ(23)=日清食品=が四大大会第3戦のウィンブルドン選手権(28日開幕・英国)を欠場し、東京五輪には出場することになった。同選手の代理人が17日、共同通信に明らかにした。大坂は四大大会第2戦の全仏オープン(パリ)を棄権した際に、復帰時期について言及していなかった。

 大坂の代理人は「なおみは今年のウィンブルドンには出場しない。友人や家族とプライベートな時間を過ごしている。五輪に向けて準備し、母国のファンの前でプレーすることを楽しみにしている」と取材に回答。関係者によると、東京五輪は「ぶっつけで挑む可能性が高い」という。

 父がハイチ出身、母が日本人で米国在住の大坂は、日本代表として五輪に初出場するため、国籍選択に踏み切った経緯がある。17日に出場権獲得が発表された東京五輪の会場は、四大大会でともに2勝を挙げている全豪オープン、全米オープンと同じ得意のハードコートで、金メダルが期待されている。

 全仏では、精神的負担を理由に記者会見を拒否する考えを示し、1回戦の勝利後に出席しなかったため罰金を科された。違反が続けば大会追放や他の四大大会でも出場停止となる可能性があると警告を受け、2回戦を前に棄権を表明。「2018年の全米オープン以降、長い間『うつ』に悩まされてきた」と明らかにした。

 これまで頻繁に更新されていたSNSやツイッターでの情報発信は「うつ」告白後は途絶えている。東京で迎える初の五輪は「今季一番の目標」と掲げていた大舞台。開幕までは40日を切っている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス