丸川五輪相「長官の考えを述べられたもの」 陛下の五輪開催感染拡大懸念に
丸川珠代五輪相(50)は25日、閣議後の定例会見を行った。
宮内庁の西村泰彦長官が24日の定例記者会見で、東京五輪・パラリンピックへの天皇陛下の受け止めについて「国民に不安の声がある中で、開催が感染拡大につながらないか、懸念されていると拝察している」と言及したことについて、丸川五輪相は「私どもとしては、長官ご自身の考えを述べられたものと承知している」と述べた。
続けて「言うまでもないことですが、感染症対策は大会があろうとなかろうと、しっかりやらなければいけない」と言及。「プレイブック、5者協議を通じても、感染対策を柔軟に、モニタリングを行いながら進めていくと申し上げている。実効性を担保しながら連携をして対策強化に努めていきたい」と語った。
陛下は両大会の名誉総裁を務め、開会式に出席し開会宣言されることが検討されている。西村長官は24日の会見で「日々、陛下とお話ししている中で、私が肌感覚でそう感じている。陛下から直接そういうお言葉を聞いたことはない」とも付け加えていた。