“メガネハードラー”黒川和樹がV 重圧打ち勝ち初の五輪代表入り

 「陸上・日本選手権」(26日、ヤンマースタジアム長居)

 男子400メートル障害決勝は黒川和樹(20)=法大=が初優勝し、2位の安部孝駿(29)=ヤマダホールディングス=とともに代表入りした。

 4人が五輪参加標準記録(48秒90)を突破している中で3枠を争う激戦を、20歳の黒川が48秒69で制し初の五輪代表に決まった。珍しい“メガネのハードラー”は「昨日の夜から胃が痛くてどうしようかなと…。いくしかないと思って自分のレースをつくった」と重圧に打ち勝った。法大の先輩には、同種目の日本記録保持者で世界選手権銅メダリストの為末大氏がいる。大きな背中を追い「決勝まで行っていい流れをつくれたら」と話していた。

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