丸川五輪相 ウガンダ事例踏まえ水際強化 機内で陽性者の前後2列は濃厚接触者候補に
丸川珠代五輪相(50)は29日、閣議後の定例会見を行った。
19日に来日したウガンダ選手団のうち、1人が成田空港検疫で陽性が判明し、その他の選手は濃厚接触者と判定されないまま、ホストタウンにバスで移動し、その後23日に滞在中の大阪府泉佐野市で2人目の陽性者が出たことについて、水際対策の甘さが指摘され、政府は空港での対策の強化にのりだした。
丸川五輪相は「厚生労働省と連携して、濃厚接触者の候補を空港で区分できるように、座席情報を入手し、濃厚接触とみなされる範囲は前後2列、全部で計5列になる。また、入国前2日間の濃厚接触者をリストアップしておくことで濃厚接触者候補の区分を可能にする」と、説明。「陽性者が発生した場合、濃厚接触者候補を区分して、検疫所が準備したバスで移動することを検討している」と述べた。
濃厚接触を特定する所管は引き続き「保健所」とした。