内山靖崇が惜敗 4時間超えの接戦も四大大会初星逃す
「テニス・ウィンブルドン選手権」(30日、ロンドン)
男子シングルスの内山靖崇(28)=積水化学=は1回戦でカルロス・アルカラス(スペイン)に敗れ、四大大会初勝利を逃した。2回戦で元世界1位のアンディ・マリー(英国)はオスカー・オッテ(ドイツ)にフルセットで競り勝った。
内山は4時間18分に及んだ接戦に敗れ、念願の四大大会初勝利はならなかった。相手はスペインの18歳の新鋭。第1、3セットを奪われ追いかける展開が続いたが、「自分でもそれなりにいいプレーができていた」と持ち味の粘りを発揮した。最終の第5セットは先に相手サーブをブレークしたが、巻き返しを許した。28歳のベテランは「チャンスはあったが、(終盤に相手の)プレーがさらにまた一段階レベルが上がった」と惜敗を受け止めた。