女子100M今季最速米国女王、薬物陽性反応で東京五輪出場取消しの可能性 米報道
陸上女子100メートルで10秒65秒の今季世界最高記録をもち、東京オリンピック・パラリンピックの金メダル有力候補のシャカリ・リチャードソン(21、米国)がマリファナの陽性反応を示したと1日(日本時間2日)、ニューヨーク・タイムズ紙電子版が伝えた。五輪出場が取り消される可能性があるという。
リチャードソンは6月にオレゴン州で開催された米国の五輪代表選考決勝で10秒86をマークして優勝。全レースで10秒台を記録して東京五輪の出場を決めた。同紙は「今回の陽性反応により記録は自動的に無効となる。彼女が検査結果に対して申し立てをするのか、また、出場停止期間がどれくらいになるのかは不明。1カ月間の可能性もある」と伝えた。すでに米陸上競技連盟は最終選考決勝に出場した選手たちに順位の繰り上げを通達しているという。