卓球・張本 逆転勝ち!全日本選手権の“借り”返した「良い経験になりました」

 「卓球・ドリームマッチ」(2日、埼玉県内)

 東京五輪代表の五輪前最後の実戦機会として、強化試合が行われた。男子シングルスは五輪代表の張本智和(18)=木下グループ=が及川瑞基(木下グループ)を4-3で下した。男子ダブルスは五輪代表の丹羽孝希(スヴェンソン)が体調不良で欠場し、張本が急きょ出場した。

 フルゲームの死闘を制し、全日本選手権の“借り”を返した。「久しぶりに観客のいる試合で、本当に緊張しましたし、本当に良い経験になりました」。場内インタビューに応じる表情は、どこかすっきりとしていた。

 逆転劇を見せた。張本は第1ゲーム先取するも、今年の全日本選手権準々決勝で敗れた及川に押され、第2、第3ゲームを落とした。それでも1球1球決めるごとに、「チョレイ」と叫んで自身を鼓舞。最後は多彩な攻撃で圧倒した。

 久々の実戦に「練習にないぐらい手が震えた。(普段)打っているボールが1球か2球ぐらいしかなかった」というほど緊張していたが、その緊張感すらも制した。五輪へ、「金メダルを2つ取れるように頑張ります」。日本のエースが力強く宣言した。

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