競泳・池江、リレー専念の決断は「24年」パリ五輪への強い思いが
「競泳・サマーチャレンジ記録会」(3日、さがみはらグリーンプール)
女子200メートルリレーが行われ、日本代表チームは400メートルリレーメンバー(五十嵐-池江-酒井-大本)が出場し、1分39秒82の日本新記録をマークした。白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20)=ルネサンス=は、第2泳者として貢献した。
6月28日に東京五輪のエントリーが公開され、池江は個人種目に出場せず、リレー種目に専念することが明らかになった。これについて池江は「今回はリレーに専念して、リレーを思う存分楽しんで、3年後(24年パリ五輪)に気持ちや雰囲気をつなげていけたら」と心境を吐露。現在の体力や、16年リオ五輪で7種目に出場した経験を踏まえて決めたといい「次の24年で、個人で力を発揮したい」と話した。
西崎コーチも「2024年というのは、以前から皆さんにお伝えしている通り、ぶれないところ」とし、池江の意見を聞いた上での判断だったと説明。五輪という世界の舞台へ返り咲く意義を強調し「リレーで選ばれたということを第一優先に。私としては、無理はさせるところではないというのもあった。全てのバランスを考えた結果、リレーのみという判断をした」とした。
なお、メドレーリレーは直前の状態などを踏まえて最終的なメンバーを決める方針。池江は女子メドレーリレー、混合メドレーリレーを含めた最大3種目に出場する可能性がある。