柔道・大野将平「試合ギリギリまで自分疑う」五輪2連覇へ“悲観的”総仕上げ強調

 7月23日に開幕を迎える東京五輪に出場する日本選手団の結団式と壮行会が6日、史上初めてオンラインで開催された。式典後に柔道男子73キロ級代表で五輪2連覇を目指す大野将平(29)=旭化成=が取材に応じ、「多くの方のご尽力があってこうして東京五輪が開催されるということを感じた。われわれアスリートは全身全霊をかけて、最高の結果を出せるようにパフォーマンスすることに尽きる」と改めて決意を語った。

 今大会では、1964年東京五輪で初めて実施された柔道が57年ぶりに“故郷”に帰ってくる。日本のお家芸を担うエースは「日本武道館で戦えることを誇りに感じて、自分のスタイルを存分に発揮したい」「古き良き日本柔道を思い出せるような柔道を、日本武道館の畳の上で体現できれば」と力を込めた。

 7月26日の試合当日まで残り20日。既に“五輪モード”に突入している様子の大野は「言葉以上に『連覇』は難しいと自分自身がよく理解している」と緊張感を漂わせた。

 頂点への険しさを知っているだけに、最後の総仕上げに向けては、自信ではなく“疑念”を選択。「我慢して、自分が嫌なこと、自分の弱点を見つめ続けることを直前まで続けるしかないのかなと。『防衛的悲観主義』という言葉もあるが、試合の(始まる)ギリギリまで自分を疑い続けてやっていきたい」と、あえて悪い状況を想定しながら自己と向き合う考えを強調した。

 コロナ禍で、これまで対面で行われていたこともオンラインが主流となり、大野は「取材もそうだし、壮行会、結団式も距離の感じるものになってしまう」と少し寂しげ。それでも、壮行会の司会を務めた元プロテニス選手で日本選手団公式応援団長の松岡修造(53)が「応援は距離が離れていてもノーディスタンス」と言っていたことを踏まえて「東京五輪でわれわれが最高の結果とパフォーマンスで恩返しをして、伝わるものはノーディスタンス。距離のない状態で何か提供できたら」と話した。

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