東京五輪開幕を１５日に控える中、東京都への４度目となる緊急事態宣言の発出が決定した８日、大会組織委員会の橋本聖子会長（５６）、東京都の小池百合子知事（６８）、丸川珠代五輪相（５０）、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）のトーマス・バッハ会長（６７）、国際パラリンピック委員会（ＩＰＣ）のアンドリュー・パーソンズ会長（４４）による５者協議が行われた。先月２１日に決定した国内観客上限の「収容人員の５０％以内、１万人まで」について、感染状況の厳しい東京、埼玉、千葉、神奈川の１都３県については無観客への変更が避けられない見通しとなっている。

　冒頭挨拶で丸川五輪相はバッハ会長に「無事のご到着何よりであります」と歓迎のあいさつ。過労から復帰した小池都知事には「小池知事もお元気そうで何よりです。開幕まであと１５日、しっかり力を合わせていきたい」と、呼びかけた。