組織委が五輪警備決起集会 無観客でも「警備に楽勝はない」 延べ60万人警備態勢

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は12日、都内で大会の警備共同企業体(東京2020大会警備JV)よる警備決起集会を行った。警備JVには553社が参加。大会の最大時の警備員数は1日1万8100人(7月27日)で、延べ警備員数は60万1200人。セキュリティカメラ約8000台、顔認証装置約300台などを用い警備にあたる。

 大会は首都圏および北海道、福島で無観客となったが、米村敏朗チーフ・セキュリティ・オフィサーは「残念ながら無観客となり、8年間の想定と準備の前提条件が変わった。ただ、警備に楽勝はない。一見楽になったようにみえるが、むしろ五輪の警備環境はある意味複雑になったと思う。どこまでいっても警備に楽勝はない」と、引き締めを図った。

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