史上最弱力士・勝南桜 104連敗に記録更新 今場所も7戦全敗 23歳誕生日飾れず
「大相撲名古屋場所・13日目」(16日、ドルフィンズアリーナ)
“史上最弱力士”西序ノ口24枚目の勝南桜聡太(しょうなんざくら・そうた)=式秀=が30歳の御船山(木瀬)に押し出され、今場所も7戦全敗で終了した。自身の持つワースト連敗記録を「104」に更新。この日、23歳の誕生日を自ら白星で祝えなかった。
元幕下相手に歯が立たなかった。立ち合い、踏み込まれ後退。一切、反撃なく、優しく土俵外に運ばれた。
白星は2019年初場所の五番相撲が最後。黒星街道は7日目の三番相撲でついに大台100に到達した。序ノ口デビューから34場所連続の負け越しも決まっている。取組後はリモート取材には応じず支度部屋に戻った。
春場所で自身の持つ89連敗を更新する90連敗。先場所も7戦全敗と止まらず、97連敗で終えていた。
今年初場所、服部桜太志(はっとりざくら・ふとし)から改名。神奈川県茅ケ崎市出身で「地元の名前を入れたかったので『湘南』を入れた」と言う。下の名前は将棋界を席巻するスター、藤井聡太2冠から名付けた。
改名後、29連敗と白星が遠い。15年九州場所の序ノ口から、通算3勝238敗1休となった。