照ノ富士の横綱昇進が確定 横綱審議委員会が満場一致で推薦 21日に正式決定

 横綱審議委員会に参加した八角理事長(右から3人目)ら協会理事(日本相撲協会提供)
 横綱審議委員会の定例会(日本相撲協会提供)
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 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)が19日、開かれ、名古屋場所で14勝1敗の好成績を残した大関照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=を満場一致で横綱に推薦し、第73代横綱昇進が確定した。2017年初場所後の稀勢の里以来3年半ぶり新横綱誕生で、モンゴル出身では鶴竜以来5人目。21日の臨時理事会、秋場所(9月12日初日、両国国技館)の番付編成会議を経て正式に決定する。同日に昇進伝達式が行われる。

 横審の矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)は会見し、「全員一致で(昇進に)賛成する判断をした」と説明した。

 春、夏場所と2場所連続優勝し、名古屋は優勝こそ逃したが、堂々たる優勝次点。「(内規にある)連続優勝に準ずる成績を挙げたと認めた。序二段まで落ちて長い相撲の歴史の中で特筆すべき。根性とか辛抱、我慢、不屈の精神、節制、それらを思い起こすものがあった。浮ついたところもなく立派な横綱になってくれると思う」と最大級に評価した。

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