照ノ富士は満場一致で横綱 横審「奇跡と呼ばれる復活」21日に史上初3回目伝達式
日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)が19日、都内で開かれ、大関照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=に関しては全員一致で横綱推薦を決めた。
横審が全員一致で推薦し、大関照ノ富士が令和初、平成生まれで初の横綱となることが確定した。21日、臨時理事会などを経て正式に決定する。同日、史上初、3回目の昇進伝達式に臨む。
横審後、リモート取材に応じ「気持ちを入れ替えて頑張っていく」と決意を込めた。大関時に2回経験した口上。今回は「改めて横綱というのはどういう地位なのか、どういう生き方をするべきかということを考えて親方とおかみさんに相談して、うまく形にできればいいかな」と、自身の生き方を表現する。
大関から序二段に落ち、はい上がった姿を横審は「奇跡と呼ばれる復活」と評価。照ノ富士は「頑張ってきたことで、そういう思いになってくれた。ありがたい」と感謝した。