池江璃花子「全てが特別でした」白血病乗り越え東京五輪 思いをつづる
白血病を乗り越えて東京五輪に出場した競泳女子の池江璃花子(21)=ルネサンス=が9日に自身のインスタグラムを更新。東京五輪を終えての思いをつづった。
「2016年のリオ大会からのこの5年間、ものすごく濃い時間を過ごしてきました。アジア大会6冠、世界ランキング1位まで上り詰め、そして病気の発覚。1年延期された時の選手たちの気持ち、様々な意見の中での開催。どのアスリートにとっても、私にとっても開催されることの不安はありました」
リオ五輪以降の充実した時期、そして白血病を患い闘病生活に。さらに新型コロナウイルス禍での大会延期。大会を迎えるまでの自身と周囲に生じた激動の時期を振り返った。
そして、「こうして無事に閉会式を終えられたこと、そして自分が選手の時に行われた母国開催。全てが特別であった試合でした。無観客ではありましたが、皆様のたくさんのご声援は届きました!ありがとうございました」と大会への思いと、ファンへのお礼の言葉を記した。
池江は東京五輪では女子400mフリーリレー、混合400mメドレーリレーには自由形で、女子400mメドレーリレーはバタフライで出場。女子400mメドレーリレーは決勝進出を果たし、計4レースを泳ぎ切った。
SNSでは、大会に尽力したボランティアや医療従事者ら、関係者へのお礼の言葉をつづった後、「4年に1度の開催、一生に一度あるかないかの母国開催。オリンピックは閉幕しましたが、引き続きパラリンピック選手たちのご声援を一緒によろしくお願いします」と締めくくっている。