ウルフ・アロン パリ五輪も100キロ級で「3年間しかない」地元・葛飾区を表敬訪問
東京五輪柔道男子100キロ級で金メダルを獲得したウルフ・アロン(25)=了徳寺大職=が10日、出身地の東京都葛飾区で青木克徳区長らを表敬訪問した。「一番応援してくれていたのが葛飾区の方々。たくさんの方におめでとうと言っていただき、改めて自分が成し遂げたことを実感した」と胸を張った。
同階級ではシドニー五輪の井上康生以来5大会ぶりとなる金メダルを獲得。24年パリ大会に向けては100キロ超級転向も視野に入れていたが、「3年間しかないと考えると、100キロ級が一番考えられる」。両膝に古傷を抱えているだけに負担も大きく、現段階では現階級での2連覇を目指すことを示唆した。次戦として、グランドスラム(GS)東京大会(12月3~5日)は「これから判断する」と明言を避けたが、体重無差別の全日本選手権(12月25日)については「もちろん出る」と意欲を示した。
また、大会後はテレビ番組等で引っ張りだこの五輪王者。帰省した際には母美香子さんから「これからもっと注目されるんだから、行動には気をつけなさい」とクギを刺されたことを明かし、「調子に乗るなって感じで言われた」と“愛の忠告”を受け止めていた。