河村市長に噛まれた金メダル、交換へ「チームで勝ち取ったメダル」選手複雑も

報道陣に囲まれながら事務所を出る、河村たかし名古屋市長=12日午後、名古屋市東区
後藤希友=2021年7月28日撮影
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 東京五輪ソフトボール女子代表の後藤希友投手(20)が今月4日に名古屋市を表敬訪問した際に、河村たかし市長に了承なく金メダルを噛まれた問題で、同選手の金メダルが新しいものに交換されることが12日、大会関係者への取材で分かった。

 同市長の行動が報じられると、SNSを中心に批判が殺到。名古屋市には約7500件の苦情があり、後藤投手が所属するトヨタ自動車も「不適切かつあるまじき行為」と非難したほか、北島康介、太田雄貴、小平奈緒ら五輪メダリストも問題視し、交換を求める声が相次いでいた。

 組織委は当初、交換について「対象外」とし、後藤投手も当初はチームで勝ち取り、仲間から首に掛けてもらったメダルであることから、交換について複雑な思いをもっていたが、政府関係者からも事態を重くみた発言が続き、組織委がIOCとともに交換の検討に入っていた。

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