バッハ会長再来日も“銀ブラ”はなし「規則に従って行動」武藤敏郎事務総長が説明
東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長(78)は22日、都内で国際パラリンピック委員会(IPC)理事会出席後に取材に応じた。
24日に東京パラリンピックの開幕を控える中、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が開会式に向けて23日にも再来日する。五輪閉幕翌日に銀座を散策したことから、緊急事態宣言下における「不要不急」の外出として、国内世論から反発が出ている同会長について、武藤事務総長は「IPCから招待されていると伺っている。プレイブック(規則集)に従って行動していただけるだろう。行動計画書もキチッと出されている。それに準じて行動していただけるだろう」と、再びの“銀ブラ”はないとの見方を示した。
バッハ会長を巡っては、20日に丸川五輪相が「来日される場合は必要な感染対策を講じた上でパラリンピック開会式への出席のほか競技視察など必要最低限の訪問先への訪問を予定しているものと承知している。仮に3日間の隔離を受けずに、開会式に出席される場合は、入国前後の予定から待機緩和が不可欠な方々について行っているのと同じように、しっかり入国前に健康管理を行っていただき、入国後の行動範囲も厳しく制限させていただく」と強調していた。