正代 怒られた 春日野理事「なめてんのか」 合同稽古初日、左肘痛め途中リタイア
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大相撲秋場所(9月12日初日)に向けた合同稽古が23日、両国国技館内の相撲教習所で始まり、大関正代(29)=時津風=がいきなり大目玉を食らった。幕下相手にぶつかり稽古の胸出し。その直後、稽古視察の春日野理事(元関脇栃乃和歌)から怒声が響いた。
「そんな胸だったら大関が出す必要はない。なめてんのか。それが大関か。ペラペラペラペラおしゃべりするなら来るな。もっと貫禄見せろよ!!」
参加関取13人の中で番付最上位が気の緩んだぶつかり。さらに稽古中でも他の関取、親方らと次々と談笑。看板力士の自覚がなさ過ぎた。稽古途中、同理事が正代に歩み寄り「堂々といきなさい」と、言葉をかけたが稽古も散々だった。
関脇高安(田子ノ浦)相手に2度の5連敗を含む3勝12敗。最後は相手の上手出し投げに左肘を痛め、稽古を途中リタイアした。
散々な1日も自らの責任。「初日だったので、ちゃんと引き締められていなかった」と猛省した。左肘も不安を抱え、24日の稽古は当日朝の状態を見て判断する。