パラリンピック開幕 橋本会長、成功へ宣言「選手、観戦者をコロナから守り抜く」

 東京パラリンピックは24日に無観客の国立競技場で開会式が行われて開幕する。東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長、国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長らが23日、都内で前日会見を行い、新型コロナ禍で開催される東京パラリンピックへの意気込みを語った。

 東京の地で、再び夢舞台が開幕する。前日会見に臨んだ橋本会長は「開幕が明日に迫ってまいりました。改めて身が引き締まる思い」と話し、「パラリンピックの成功なくして東京2020の成功はなし、と強い思いを持って準備に取り組んできた。私たちは大会を成功に導く」と宣言した。

 新型コロナ禍で原則無観客開催となったが、児童や生徒に観戦機会を与える「学校連携観戦プログラム」は実施される。同会長は「選手、観戦者をコロナから守り抜くこと、その上でアスリートが安心して、それぞれの目標に向かって笑顔を作ることができる」と話し、パーソンズ会長は「ぜひ大会をテレビで楽しんでください、と伝えたい」と力を込めた。

 大会は24日に開会式を迎え、9月5日まで13日間開催される。日本選手団は史上最多の254人で、メダル目標も過去最多の「金メダル20個」。日本選手団の主将は、車いすテニスの男子シングルス世界ランク1位で、2大会ぶりの金メダル獲得を目指す国枝慎吾(ユニクロ)。副主将はゴールボール女子の浦田理恵(総合メディカル)で、開会式の旗手は卓球男子の岩渕幸洋(協和キリン)とトライアスロン女子の谷真海(サントリー)が務める。

 競技は新しくバドミントンとテコンドーを加えた22競技539種目。陸上では山本篤(新日本住設)、競泳女子は50歳の成田真由美(横浜サクラ)、女子マラソンは道下美里(三井住友海上)らメダル候補が出場する。真夏の祭典で、再び日本選手が躍動する。

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