白鵬は入念基礎運動 御嶽海に胸出す 合同稽古打ち上げ
大相撲秋場所(9月12日初日、両国国技館)に向けた合同稽古が26日、両国国技館内の相撲教習所で4日間の日程を終え、打ち上げられた。
先場所、復活の45回目優勝を果たした横綱白鵬(36)=宮城野=は相撲は取らず、連日、ストレッチ、四股、すり足、鉄砲など基礎運動を入念に行った。
関取衆の稽古中、関脇御嶽海(出羽海)、幕内逸ノ城(湊)らに技術面などをアドバイス。ぶつかり稽古では御嶽海に胸を出し、積極的に体を動かした。稽古後は取材には応じず引き上げた。
前日から参加したが実戦はまだ回避。前日には「ちょっと体を作ってからというかね。まだ番付発表前ですからね」と話しており、体と相談しながらの調整になる。
進退を懸けた先場所、手術した右膝の痛みに耐えながら全勝優勝。患部の回復には「良くなったり悪くなったり」と話し、状態を見極め強度を上げていく。