池江璃花子がパリ五輪へ再出発 日大中大対抗戦で200M自由形に出場
「競泳・日大中大対抗戦」(27日、千葉県国際総合水泳場)
女子200メートル自由形に、東京五輪代表の池江璃花子(日大3年・ルネサンス)が出場し、組1着の2分1秒93だった。池江にとっては東京五輪以来のレース。24年パリ五輪へ向けた新たな一歩を踏み出した。
池江は19年2月に白血病を公表し、10カ月間の闘病を経て、同年12月に退院。プールに初めて入ったのは20年3月だった。今から約1年前となる20年8月29日の東京都特別大会で、594日ぶりに実戦復帰を果たすと、徐々に調子を上げ、21年4月の日本選手権でリレーメンバーとして東京五輪代表に内定。東京五輪では女子400メートルリレー、混合400メートルメドレーリレー、女子400メートルメドレーリレーに出場。女子400メートルメドレーリレーでは、決勝進出に貢献した。
200メートル自由形は、5月22日のいきいき茨城ゆめカップで復帰後初挑戦。しかし2分8秒44で予選落ちに終わり「まだ早かったというか。レースを積んでいかないと分からないなと、今回も分かった。200の練習を積めば100も必ず強くなると思うので、ポジティブに捉えて次につなげたい」と語っていたが、約3カ月で大幅にタイムを上げた。