パラ選手村でバスと接触事故 柔道・北薗新光は体調不良で試合欠場決定
東京パラリンピックの選手村を巡回する自動運転のバスと接触事故にあった柔道男子81キロ級の北薗新光(30)=アルケア=が、28日の試合をコンディション不良で欠場することが決まった。日本男子の遠藤義安監督が27日に明らかにしたもので、「5年間必死に頑張ってきたので本人が一番悔しいと思う。調子が良かったので出させてやりたかった。残念」と悲痛な面持ちで語った。ドクターとも相談のうえ、本人の意向もあって決めた。
事故は26日に発生し、日本連盟は詳細について調査中だという。北薗は視覚障害があり、頭部打撲など2週間のけがを負ったとみられる。現在は安静にしているものの、遠藤監督は「元気に食事も取っている。生活する上では問題ない」と様子を明かした。
北薗は神戸市出身で3大会連続の出場だった。