池江璃花子 パリへ号砲!五輪後初実戦1着 目標上回り「ひとまずホッ」

 レースを終え引き揚げる日大・池江璃花子(撮影・開出牧)
 200メートル自由形で力泳し電光掲示板に映し出されたタイムを見る池江璃花子
2枚

 「競泳・日大中大対抗戦」(27日、千葉県国際総合水泳場)

 東京五輪代表で女子の池江璃花子(ルネサンス・日大3年)が200メートル自由形に出場し、組で1着の2分1秒93だった。東京五輪後の初レース。復帰後200メートルに初挑戦だった5月より6秒51タイムを縮め、24年パリ五輪へ向けた新たな一歩を踏み出した。

 かねて掲げてきた24年パリ五輪へのスタートを池江が切った。五輪後初実戦は、ゆったりとした大きな泳ぎで前半から攻め1着でゴール。目標の2分2秒台を上回り「ひとまずはホッとしている」と笑顔で振り返った。

 200メートル自由形は、復帰後5月に初挑戦するも2分8秒44で予選落ちし「もう泳ぎたくない」と思った。しかし意を決して約3カ月ぶりに再挑戦。「レースの中でのきつさや雰囲気が、すごく楽しいなと思った」。五輪後初レースで苦手意識をぬぐい去った。

 東京五輪は無観客の上、リレー種目のみの出場だったことから「ちょっとさみしい試合だった」。パリ五輪では本命の100メートルバタフライで勝負する意向。復帰後ベストは57秒77で自身の日本記録は56秒08だが「五輪でメダルを取るには55秒台がマスト。1年半後には56秒台を出しておきたい」と掲げた。

 さらに「3年後のことを考えたら、自分はいい位置にいける。楽しみだとシンプルに思った。この気持ちを継続して、自信を持てるような練習を積んで、試合を楽しみながら成長していきたい」。20年8月29日に実戦復帰してからまだ約1年。今後は10月の日本学生選手権(辰巳)へ向かう予定で「1年1年を大事にしたい」と話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス