リオ銅・辻沙絵は涙の5位も感謝「1人ではたどり着けなかった」パラ陸上女子400M

女子400メートル(上肢障害T47)で5位の辻沙絵=国立競技場
女子400メートル(上肢障害T47)のレースを終え、厳しい表情で電光掲示板を見つめる5位の辻沙絵。左は優勝した南アフリカのアンルネ・ウェイヤーズ=国立競技場
陸上女子400メートル(上肢障害T47)決勝で5位に入った辻沙絵=国立競技場(撮影・伊藤笙子)
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 「東京パラリンピック・陸上女子400メートル(上肢障害T47)」(28日、国立競技場)

 16年リオ大会で銅メダルを獲得した辻沙絵(26)=日体大教=は、58秒98で5位入賞だった。

 メダルに届かず、涙が止まらなかった。「リオが終わって約5年間、いいことばかりじゃなくて、辛い日もあった。自分1人ではこの舞台にたどり着けなかった。今は本当に感謝の気持ちでいっぱいです」。メダリストとして過ごした、5年間の思いがあふれ出た。

 辻は生まれつき右肘から下がない。元々はハンドボール選手だったが、日体大2年時に陸上競技転向を打診されたことで、陸上を開始。15年にパラ陸上の世界選手権の100メートルで6位入賞したことで、陸上に専念すると決意した。翌年のリオ・パラリンピックでは銅メダルを獲得。一躍注目を集めた。

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