陸上・佐藤友祈 1500Mも制し2冠「ようやくパラタイトル奪えた」
「東京パラリンピック・陸上男子1500メートル(車いすT52)」(29日、国立競技場)
男子1500メートル(車いすT52)は佐藤友祈(31)=モリサワ=が3分29秒13で金メダルを獲得し、400メートルとの2冠に輝いた。2種目を制したのは08年大会400メートル、800メートルの伊藤智也以来。上与那原寛和(50)=SMBC日興証券=は3分44秒17で400メートルに続く銅メダルを獲得した。
2つ目の金メダルを確かめるように、ゆっくり、しっかり右手でガッツポーズした。「ようやくパラリンピックのタイトルを奪うことができた」。佐藤は悲願達成に、青色の“侍ヘア”をうれしそうに揺らした。
一騎打ちを演じたのは、16年リオ大会で2種目の金メダルを許した米国のマーティン。序盤からぴたりと後ろにつけられる「想定外」の展開も、一度も先頭は譲らなかった。
2枚の金メダルは、憧れの元SMAPメンバー・香取慎吾から渡された。「本当に…香取くんからこの記念すべきメダルを受け取ることができて幸せです」。最高の演出に感動しきりだった。
座右の銘は「夢はかなえるもの」。今大会は「2つの金メダル」と「世界新」を宣言して挑んでいた。世界記録更新はかなわなかったが、「パラリンピックレコードは更新した」とうなずく。
「残ってるのは(パラリンピックでの)2種目金と世界新。これは必ず達成します」。31歳は、早くも3年後のパリ大会の夢を掲げた。
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