リフト付きバスから車いすの卓球選手が落下事故 組織委が公表「ワイヤーが切れて」
東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長と、国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長らが30日、メーンプレスセンター(MPC)で中間会見を行った。
武藤事務総長は26日午前に東京体育館で、車いすの卓球選手がリフト付きのバスから降車中に落下する事故があったことを公表した。「車いすを吊っていたワイヤーが切れて落下した。選手は医務室で診察を受け、消炎剤を処方され、すぐに練習に参加した」と、説明。「翌朝、輸送責任者が選手団長と本人に謝罪した。大きな事故には至らなかったが、大変遺憾」と、述べた。
当該方式のリフト付きバスは1台のみで、組織委は同バスの使用を停止した。