Bリーグ、コロナ禍で迎えるシーズンへミーティング 田中、金丸が女子銀メダルに刺激
バスケットボール男子のBリーグは30日、オンラインで全選手ミーティングを実施した。9月末の開幕を前に、島田慎二チェアマン(50)はあらためてコロナ禍で迎えるシーズンに言及。「最も大事なことは今季もリーグを最後まで続けること」とし、全選手に一層の感染症対策を求めた。
また「厳しいシーズンとはいえ、皆さんにとっては1年1年が勝負。悔いのないシーズンを最後まで戦っていただきたい」とチェアマン。「体には気をつけて。ご家族のことで心配になることも多く、精神的にも肉体的にも苦しいシーズンだと思うが、われわれも必死に皆さんをサポートしながらバスケ界全体を良い方向に向けていくために努力するので、頑張りましょう」と呼びかけた。
ミーティングに参加した東京五輪代表の田中大貴(A東京)は「引き続き、できることは個々の感染症対策とか、基本的なことだと思う。チームとリーグとが協力しながらなんとかシーズンを戦えれば」と話した。
また東京五輪では女子がバスケットボール界史上初の銀メダルを獲得したこともあり、バスケ界への注目が高まっている。「メダルを取ることの大変さは自分も同じ舞台で試合をして、すごく分かる部分があるので、快挙と言っていいほど素晴らしい出来事だったと思う」と田中。「男子も負けないように、争うわけではないけど、男女一緒になってバスケットボールを盛り上げていけたら」と話した。
同じく東京五輪代表の金丸晃輔(島根)も「五輪を経験して、世界相手に勝つ難しさを体感した。女子はその中で勝ち進んで銀メダル獲得ということで、本当にすごいこと」と称賛。「女子に続いて男子も頑張らなきゃいけないと思うし、徐々に男子のレベルを上げていければ」と語った。