パラ陸上出場のアフガン選手は自己ベストで13位 取材対応はなし
「東京パラリンピック・陸上男子走り幅跳び(上肢障害T47)」(31日、国立競技場)
アフガニスタンのフセイン・ラスーリ(26)は自己ベストの4メートル46で13位だった。
夢舞台をかみ締めるように、入場時には右手を胸に当て、そのまま天に突き上げた。政治情勢の緊迫化で一時は大会参加を断念していたラスーリ。かつては地雷の爆発で左手を切断していた。自己ベストを出す奮闘ぶりで、試合を終えた。
選手は通常、試合後に取材ゾーンを通ることになっているが、今大会はアフガニスタン選手の取材対応はない。国際パラリンピック委員会(IPC)は「選手がスポーツのパフォーマンスに集中できるように」と理由を説明している。