錦織圭が初戦突破 感触良好「いいテニスできた」 20年コロナ欠場、2年ぶり参戦
「テニス・全米オープン」(31日、ニューヨーク)
男子シングルス1回戦で2年ぶりの出場となった2014年大会準優勝の錦織圭(31)=日清食品=はサルバトーレ・カルゾ(イタリア)を6-1、6-1、5-7、6-3で退けた。2回戦でマッケンジー・マクドナルド(米国)と対戦する。
昨年は新型コロナ感染で欠場し、2年ぶりに臨んだ舞台。錦織が相性のいいハードコートの大会で無難に発進した。初対戦のカルゾを2時間41分の打ち合いで退け、「1、2セット目は十分にいいテニスができた。1回戦にしては良かったんじゃないか」とうなずいた。
右肩故障でツアー大会を棄権し、3週間ぶりの実戦。第1サーブの入る確率は6割弱と低かったが、鋭いショットでカバーした。
2回戦は8月上旬のシティ・オープン準決勝で屈した地元米国のマクドナルドが相手。「こういうサーフェスが好きそうな選手で若干怖さはある。強敵なのかな」と警戒した。世界ランキングのトップ10復帰を目指す日本のエースは「雪辱できればいい」と誓った。