パラ女子マラソン、道下美里が金 視覚障害、前回2位
2枚
東京パラリンピック最終日の5日、女子マラソン(視覚障害T12)で、道下美里(44)=三井住友海上=が金メダルを手にした。新種目だった2016年リオデジャネイロ大会では銀メダルを獲得した。
2時間54分13秒の世界記録を持つ道下は、東京五輪で使用されなかった東京都内を巡る42・195キロのコースを伴走者とともに快走し、トップでゴールした。
山口県出身。中学2年で右目を失明し、左目の視力も非常に弱い。盲学校に通っていた27歳の時にダイエット目的で走り始めた。リオ大会で勝てなかった悔しさを胸に17年に世界記録を樹立し、昨年はさらに2度更新した。