「銀の弾丸」フグがパラ陸上で驚異の4冠 名探偵コナンの赤井秀一と同じ異名
東京パラリンピックで「銀の弾丸」が話題だ。陸上男子のマルセル・フグ(スイス)は車いすT54の800メートル、1500メートル、5000メートル、マラソンを全て制して、驚異の4冠を達成。銀のヘルメットを愛用していることから、ついた呼び名は「シルバー・バレット(銀の弾丸)」。弾丸のごとく駆け抜け、1500メートルでは世界記録を10秒も短縮した。同種目で9位だった日本の鈴木朋樹(トヨタ自動車)も、「異次元」と感服する存在。マラソンでは、車輪が外れるトラブルもありながら、トップに立った。
銀のヘルメットは、「ジュニアアスリートの時にコーチからもらった」という。「ニュージーランドのワールドチャンピオンシップに出た時に、『シルバー・バレット』と呼ばれて。いい感じだと思って、そのヘルメットをつけ続けてます」。“相棒”と共に達成した4冠だった。
「銀の弾丸」は大人気漫画「名探偵コナン」でも、キャラクターの赤井秀一や主人公の江戸川コナンに使われる異名だ。「コナン」では「シルバーブレット」と読み、「銀の弾丸カレー」も発売されている。今年公開された映画「緋色の弾丸」の中では、「WSG-ワールド・スポーツ・ゲームズ-」という世界最大の大会が開催されており、東京五輪・パラリンピックをイメージさせる舞台設定もあった。
SNS上では「おもしろい」という声や、「-コナン」とのつながりについて盛り上がる声も見受けられている。